岩手県八幡平市の市の木・アカマツ

岩手県八幡平市の市の木であるアカマツには、雌松(メマツ)の別名があります。
一方で雄松(オマツ)と呼ばれている木もあって、これはクロマツの別称になっています。

アカマツは、マツの中でもとても良く見られるマツで、名前の通り木の皮が赤いという特徴を持っています。
また、クロマツとそっくりな外見をしていますが、クロマツよりは葉は柔らかく、さわってもさほど痛くはないことから違いが分かると言います。

アカマツはマツタケの生える木としても有名ですが、アカマツのほうもマツタケが生えるような環境で育つほうが寿命も長くなるのだとか。

アカマツは、薪にすると火力が強いことから、陶芸の窯や祭事の松明などにも利用されています。
燃料としてアカマツの薪が使われていた頃は、林には常に人の手が入っていました。
開けた明るい場所を好み、落ち葉の少ない不毛を土壌でも大きく育つマツにとって、これは他の植物の侵入を許さないことから、有益に働いていました。
また、同時にマツタケもそういった環境で育ちやすいため、燃料としてアカマツを使わない場合でも、マツタケの栽培山では、現在もアカマツ林に故意に人の手を加えているそうです。

岩手県盛岡市の市の鳥・セキレイ

岩手県盛岡市の市の鳥はセキレイですが、これはセキレイ亜科の総称で、実際にはセキレイの仲間は、たくさんの種類がいます。

その中でも良く見かけられるのが、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイです。

キセキレイは、主に渓流などの水辺に生息しています。
体長は20cm程度。
頭や翼は灰色で、胸から下は白色ですが、腹部は名前の由来にもなっている通り、鮮やかな黄色しているので、他のセキレイとは簡単に見分けがつきます。
昆虫やクモをエサとしています。

ハクセキレイは、体長21cm程で、ムクドリより若干小ぶりで細身な体型をしています。
顔と腹部は白色ですが、頭頂部や肩、胸は黒く染まっています。
川の下流など、低地を中心に活動します。

セグロセキレイの体長も、ほぼハクセキレイと同じです。
セグロセキレイとハクセキレイは、同じ白と黒のツートンカラーをしていることから、なかなか見分けがつきません。
ただ、顔の白いハクセキレイに対し、セグロセキレイの顔は目の中心に黒く、胸や肩の黒色部分が全て繋がっているのが特徴になっています。
川の中流域を中心とした水辺に生息しています。

同じセキレイでも、この3種は微妙にすみ分けを行っているようです。

岩手県盛岡市の市の花・カキツバタ

岩手県盛岡市の県の花であるカキツバタはアヤメ科の植物。
湿地に咲く、青紫色の可憐な花で、愛知県の県花でもあります。
これは、『伊勢物語』において、在原業平がカキツバタの歌を愛知県で詠ったことから選定されたそうです。
在原業平が詠んだのは次のような歌です。

から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
たびをしぞ思ふ

お気づきでしょうか。
冒頭の文字だけを続けて読むと、「かきつばた」になります。
雅な和歌の世界ですが、これ、現代では芸人さんがバラエティー番組で良くやる「あいうえお作文」ですよね?

さて、同じアヤメ科のアヤメとカキツバタとハナショウブは、見慣れない人には似ていて違いがわからないものです。
その見分け方をご紹介しましょう。

アヤメは、花の色は紫、もしくはたまに白色があり、花びらの外側に黄色い模様がついているのが特徴です。乾いた土の上で育ち、5月上旬~中旬に開花します。

カキツバタの花の色は、青紫・紫・白など。水の中から茎を伸ばしていたり、湿地に好んで生えています。開花時期は5月中旬~下旬です。

ハナショウブは、赤紫や紫などの他、花の色が多いのが特徴です。湿地に育ち、6月上旬~下旬に開花します。

岩手県盛岡市の市の木・カツラ

岩手県盛岡市の市の木であるカツラ(桂)は、日本、中国、朝鮮半島に自生している落葉高木です。
公園に植えられたり、街路樹にされたりすることが多いので、名前はわからなくても見かけたことがあるという人は多いかもしれません。

カツラの木は、場合によっては高さが30mほど、幹の直径は2mにもなることがあります。
ハート型をした葉の形に特徴があって、秋になるとこれが黄色がかって紅葉し、落ち葉は醤油に似た甘い香りを漂わせます。

また、中国の言い伝えでは、カツラは、月に立っていると言われている木です。
このカツラの木に「高い理想」という意味があり、月のお宮の天井を支えているのだとか。
何でも、「桂男」という美男子が、この木を枝を刈るなどの世話をしているそうですよ。

ですから、月には「桂男」という美称があります。
また、「桂男」は単に美男子のたとえに使われることも昔はあったそうです。

実際のカツラの木は、街路樹として需要があるのか、木材の香りも良く、耐久性にも優れているため、家具や建物の建材の他、碁盤や将棋盤にも利用されています。

ちなみに、「桂皮」とも呼ばれるシナモンは、カツラと同じ「桂」の字が使われていますが、こちらはクスノキの樹皮のことで、カツラとは無関係なのだそうです。

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